紅雪会
荒川 一馬
2024年04月13日
「IMG_1926」をダウンロードする(JPEG:3.1MB)現在まで受け継がれる“松江の茶文化”
4年ぶりに開催された茶会(3/15)
◎松江市橋北にある宝照院の境内にて、昭和43年の秋に産声をあげた
紅雪会(こうせつかい)。
松江を代表する数寄者、布野鷹太郎氏、金津滋氏により立ち上がった
この会は、茶の流派を問わず、男性会員のみで自分たちの茶道の修練場として毎月第三日曜日に
窯をかけ続けた。
会に共鳴する者は増え続け、最盛期には30名を越す会員が在籍していた。
そ
んな半世紀に渡り脈々と受け継がれてきた会であったが、その道のりは険しく、新型コロナの蔓
延により存続の危機に直面した。
会員の高齢化や主要メンバーが不帰の客になるなど、一時は会の解散を危ぶまれるが、
古参のメンバーの努力の甲斐あって、少しずつ芽を出し始めた次世代に継承することがで
きた。
今後の紅雪会の進むべき道は?新たな課題と共に新時代を進むこの会に期待していきたい。